鎧AT型サニゴーン単体考察(剣盾・シーズン1)
皆さん、シーズン1お疲れ様でした。僕は今期ダブルをやろっかな〜、シングルもやりたいな〜、という感じでだらだらと対戦していたらシーズンが終わってしまいました。結局終盤になって、剣盾で新しく始めた友人たちが3桁に乗せてて、焦って3桁までは頑張ったんですけど、そこからはあまり勝てませんでした。(最終日最高300位前後、最終1600位ぐらいでした)
で、今期の終盤ではサニゴーンを使っていたんですけど、比較的扱いやすく、条件付きですが環境ポケモンにも勝てるポテンシャルがあるのに、あまり見向きがされていない気がするので、考察記事を書いてみようと思います。
(本記事のサニゴーンの種族値等はポケモン徹底攻略様をもとにさせていただきました)
1. サニゴーンの基本性能
サニゴーンは8世代から登場したポケモンで、タイプはゴースト、特性はくだけるよろいとほろびのボディの2種類が存在します。金銀からいたサニーゴの「ガラルの姿」から進化したポケモンです。
かわいい
以下がサニゴーンの種族値です。
HP:60
攻撃:95
防御:50
特攻:145
特防:130
素早さ:30
非常に高い特攻と特防を持つ一方で、物理耐久の貧弱さと足の遅さが対照的です。
自分が考える、このポケモンが持つ対戦面での長所を書いていきます。
- くだけるよろいによる素早さの操作
くだけるよろい発動でSを2段階あげられるので、対物理に対する行動回数を稼ぐことができます。「こらえる」との相性が非常によく、襷+こらえるでS+4が比較的安定して見込めます。
- (特殊)攻撃力・技範囲
このポケモンはC145でありながら、なかなかの技範囲を持ちます。シャドボ、パワージェム、ドロポン、冷B、サイキネ、大地、ギガドレといった技を覚えるので、色々な相手に抜群を取ることができます。
- 対特殊の数値の高さ
Dが130もあるので、特殊技で攻められてもある程度は場持ちが良く、相手に負担を与えることができます。しかし、HPが低いので、耐久無振りだと特化ロトムのドロポンで確2を取られてしまう程度で、微妙っちゃ微妙ですね。
- 補助技の豊富さ
前述したこらえるだけでなく、ステロや鬼火、道連れなども覚えるので、覚えさせておくと良いことがあるかもしれません。技スペないですけど。
2. サニゴーンの型紹介
まず本項でシーズン1で使用していた型と意図などをざっと説明してから、次項で欠点、改善案などをあげさせていただきます。
・135-x-70-216(252+)-151(4)-82(252) シャドーボール/ハイドロポンプ/ミラーコート/こらえる 持ち物:きあいのタスキ
素早さについて
・S+0(82) 無振りバンギ(81)= 4振り60族抜き
・S+2(164) 最速ミミッキュ(162)抜き
・S+4(246) 最速スカーフヒヒダルマ(241)抜き
*バンギを抜いてしまうことについては諸説ありますが、最速ミミは抜いときたいです。(理由は後述)
火力について(ダメ計は特別な記載がない限り結果を四捨五入しています)
無振りSギルガルド:乱1(7/16)
H252Sギルガルド:73〜87%
H252FCロトム:48〜58%
無振りドラパルトダイマ:63〜75%→ダイホロウで確1
H4ギャラドス:48 〜57%(85.5%の乱2)
H4ヒヒダルマ:72〜85%
H4アーマーガア:45〜54%→74〜87%
HD特化アマガ:ダイホロウで52〜61%
D252ハードロックドサイドン:確1(133〜156%)
H252砂下バンギラス:49〜58%
・・・どうでしょうか?微妙に火力が足りないって感じですね。
僕がこのポケモンに課していた役割は3つです。
- 重いカバギャラに対して初手に出して荒らす
- 物理ATを突破し後続にダメージを入れる
- ダイマターンを枯らす
1について説明します。まず、僕のPTが、とてもカバギャラが重かったんですよね。カバギャラミミッキュが3匹まとめて毎回出てくるので、サニゴーン君に掃除してもらうことにしました。
カバに対してはダイストリームをうち、タスキを残しつつ展開を妨害します。カバのD振りについては、共有カバくらいまでなら安心して倒せます。
ミミッキュが出てきた場合は、ダイサイコをうちます。アタッカーミミッキュの場合や、そうでなくても大体シャドじゃれ+影で落としにくるので、素早さが逆転してそのまま突破できます。
ギャラドスが出てきた場合は、相手がダイマを切らなければそのまま押していけて、ダイマを切った場合でもダイホロウ+ダイウォールで相手のダイマターンを枯らすことができます。僕は、大抵削りを入れてから裏のミミッキュで処理していました。
2については、ダイマを切れば砂持ちにも先制技持ちにも勝てるかもってことです。
バンギに対しては砂下ダイスト+雨下ダイストでH252ダイマバンギに対して最低乱数で99%からです。
3は、シンプルにタスキとこらえるでターンを稼ごう、ということです。
3. サニゴーンの欠点・改善案
・サザンドラに何もできない
サザンの起点になるので、入っていたらお留守番です。裏にスカーフニンフィアを置いておくか、れいとうビーム、こごかぜを覚えさせて起点回避などもできますが、出さないのが得策だと思います。
・受けにできる仕事は少ない
これはサニゴーンの仕事ではないので、欠点とは言えない気がしますが、受けを崩すのは厳しいです。ミラコをサイキネに変えれば、ドヒドを下げさせられることはできます。
・連続技を受けると砕け散る
ただでさえない耐久がどんどん減少していくので、悲しいことになります。ただ、ドラパルトのドラゴンアローですが、うってきません。ドラパのアローはダイマ切れば一応耐えますが、ふいうちで死ぬし、そもそも対面した時に型が判明していなければダイマを切りたくないですよね。アローうたれたことないし大丈夫やろwwwwwwって突っ張ると、下手に引くよりもうまくいってしまうのでひどいゲームですね。
・ダイマックスを切らないと強く出られない場面が多々ある
これは絶対に弱いところなのですが、ダイマサニゴーンに対して相手もダイマを切らざるを得ないことも多いので、使っていてそれほど嫌な感じはしませんでした。ダイマックスってそんなもんなんですかね。
4. 最速サニゴーンの可能性
最速にすると、Sが90→180→270と上昇します。S+2で最速110族、準速S+1アーマーガアまで抜けます。アイアントも1砕けで抜けると考えると悪くはないです。ただ、砕けの発動が相手依存であることや、こらえるで2砕けすればいいということを考えると、火力を取った方がいい気がします。
5. まとめ
サニゴーンは意外といろんなポケモンに勝てるのでよかったら使って見てください。
ここまで長々と書いてしまいましたが、読んでくださってありがとうございます。